エンジニアHRって必要?EHR組織を立ち上げる際に考えたこと

はじめまして
設立7年目 350人規模のテック系企業でCTO室の組織長をしていますCTO秘書です。

創業当初からCTOの隣にいて、
日程調整・タスク管理はもちろん、MTGのファシリテーター、壁打ち相手、PM、EM、応援などなど、なんでもしています。

こちらの記事にも書かせていただきましたが、エンジニアHR組織を立ち上げ、その責任者になりました!

開発チームを持ちEMをしたり、人事とタッグを組んでエンジニア採用のサポートぐらいはしたことありますが、エンジニアHRは未知の領域。

そもそもHRとはなんなのか。どんな役割なのか。何から手をつければいいのか、、、 “???” な状況からスタートなので、思考を整理を兼ねてブログを書いています。

このブログを通して、CTOやVPoE、エンジニアHRの方と繋がっていければ嬉しいです

本記事のサマリ

本記事では、

HRとはなんなのか、エンジニアに特化したHRは必要なのか、私がエンジニアHRの組織を立ち上げようと思った理由を書いています。

結論

人口減少等の影響で人的資源は減少傾向。その中でもエンジニアはもっと希少。
そんな背景の中、エンジニアを採用し、会社に居続けてもらうためには、エンジニアと向き合った採用や育成、職場環境等々が必要。とはいえ、いろんな職種がいる会社でHRにそこまで求めるのは難しい。
エンジニアに特化したHRが必要。

HRとは

エンジニアHRというぐらいなので、HRのエンジニアver.なんだろうなーということはわかる 笑
でも、そもそもHRなんだろう。

HRとは
Human Resourcesの略で、日本語で言うと「人的資源」
企業経営で大切な、「ヒト、モノ、カネ、情報」の「ヒト」を表す

企業における人的資源の活用


「ヒト、モノ、カネ、情報」の中で一番何が大切?と言われると難しいですが、
“この中で減少していて競争率が高いモノは何か” を軸として考えてみると・・・

モノ、カネ、情報はどんどん増えているけど、ヒトは少子高齢化に伴いどんどん減少していっている。

ことエンジニア人材においては
どの企業もエンジニア不足で、エンジニアの市場価値は右肩上がり。

経済産業省の調査を見ても、エンジニア不足は深刻そうです。

こちらの調査では、ITの発展別の3つのシナリオを元に2023年にどのくらいIT人材が不足するシミュレーションしていて、最低でも16万人、最大では79万人のエンジニア不足すると言われていますよね


まとめると
近年の日本において、人材はどんどん減っちゃうし、特にエンジニア不足は深刻。
近い未来、野生のエンジニアは絶滅危惧種になっちゃうかも。
という状況であると言うことがわかります。

エンジニアHRの必要性

人材が不足していくってことは、企業における人的資源の活用を目的とするHRはとても大切そうというのはわかる。
でも、そもそもエンジニアに特化したHRが必要なのかな?というのが、疑問です。

仮にエンジニアに特化したHRが必要となると、職種ごとに営業HR、総務HR・・・となるのだろうか。
なんかあんまりイメージ湧かない、ということで、調べてみたところ、エンジニアHRも含め、〇〇HRというのはまだ一般的じゃない様子。

けれど、先述の通り日本ではエンジニアが不足している背景もあり、エンジニア採用の難易度が年々上がっている。
加え、エンジニア人材は流動性が高く定着しづらいという課題というか、業界の文化的なのもあり、エンジニアの採用するだけではなく、いかにエンジニアにずっと会社にいてもらえるか、みたいなところもとても重要。

じゃあそれを、エンジニアをよく知らないHRにお任せでいいかというと、業界性が特殊、かつ、専門性も高いので、エンジニアのツボ的なところを押すことが難しい。ということで、HR担当者×エンジニアがタックを組むことも多いようです。

私も、上記のような感じで1年ほどHRと並走してきました!

私がエンジニアHRを立ち上げた理由

HR担当者×エンジニアがタックを組めばいいじゃん!エンジニアHRいらないじゃんってなるかというと、
そういうわけにもいかず、、、

片手間でHRを手伝えるほど、HRの仕事は軽くなくないよね。
採用一つとっても、競争激化しているエンジニアさんは引く手あまた。
どうしても、お金と知名度がある企業さんが有利になっちゃう中、どう戦っていくのか。
さらに、採用できたとしても、キャリアアップのために転職することが当たり前のエンジニアをどう繋ぎ止めるのか。

うちの会社でいうと、未経験で入社してエンジニアとして成長してリーダークラスになると、離職しちゃうということが相次ぎました。( ;ㅿ; )

やりたいこともやるべきこともいっぱいある。大切なこともわかる。
でも結果が出るのにも時間がかかるし、それで改善されるかもわからない。

HRと現場で兼務の場合、目の前にある緊急度の高い諸々を優先してしまって、HRの仕事が後回しにされる。。。ということを繰り返し、CTOと相談した結果、エンジニアのHRをメインミッションとする、エンジニアHRの組織を立ち上げることにしました。

おわり

今回は、エンジニアをはじめとしてIT人材が置かれている状況から、エンジニアHRの必要性について考えていきました。
次回はエンジニアHRを組織を立ち上げてまず考えたことや、私の考えるエンジニアHRの役割などを書いていきたいと思います!

最後まで読んでくださってありがとうございました。もしよかったらみなさんのお話も聞いてみたいです:)

はじめまして、CTO秘書です。エンジニアHRの責任者始めましたはじめまして、CTO秘書です。エンジニアHRの責任者始めました

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